LEFT,RIGHT,MID関数の使い方

エクセルに記載された文字列で「先頭から〇文字分」や「□文字目から△文字目まで」を抜き出したい場合、LEFT関数、RIGHT関数、MID関数が使えます。
指定した文字数分だけ抜き出すことで、表のグルーピングを行うことができます。

=LEFT(文字列,文字数)     ……文字列の先頭から抜き出し

=RIGHT(文字列,文字数)    ……文字列の末尾から抜き出し

=MID(文字列,開始位置,文字数) ……文字列の途中から抜き出し

文字列 :取り出したい文字列のデータを指定
文字数 :取り出したい文字数を指定
開始位置:取り出したい文字の先頭位置の文字数を指定(「5」とした場合、先頭から5文字目から抜き出す)

使用例①  LEFT関数 ~先頭から抜き出し~

表に百人一首の一覧の和歌を一部抜粋しています。

上の句(5-7-5)だけを抜き出します。
※5-7-5-7-7の間には1文字分のアンダーバー「_」があります。

C3セルに「=LEFT(B3,19)」と入力します。
※桁数を19としたのは上の句(5-7-5)の間に「_」が1文字づつ入っており、5+1+7+1+5=19であるため。

指定したB3セルの先頭19文字分を抜き出しました。
この結果をC9セルまでドラッグすると、

このような結果となります。

使用例② RIGHT関数 ~末尾から抜き出し~

下の句の最後の7文字のみを抜き出します。

D3セルに「=(B3,7)」と入力します。

指定したB3セルの最後の7文字分を抜き出しました。
この結果をD9セルまでドラッグすると、

このような結果となります。

使用例③ MID関数 ~途中から抜き出し~

下の句(7-7)だけを抜き出します。
※5-7-5-7-7の間には1文字分のアンダーバー「_」があります。

E3セルに「=MID(B3,21,15)」と入力します。
※開始位置を21としたのは下の句が21文字目から始まるため。
※桁数を15としたのは下の句(7-7)の間に「_」が1文字入っており、7+1+7=15であるため。

指定したB3セルの先頭21文字目から15文字分の下の句を抜き出しました。
この結果をE9セルまでドラッグすると、

このような結果となります。

まとめ

LEFT関数、RIGHT関数、MID関数について解説しました。
この関数は指定したセルの特定位置の文字数を抜き出すことができます。

例えば、
・フルネームが記載された名簿から苗字だけを抜き出す
・郵便番号7桁のうち先頭5桁を抜き出し、住所をグルーピング
・都道府県から記載された住所録の先頭3文字を抜き出し、都道府県別で管理

等、管理簿の整理にも使えます。ぜひこの関数を覚え、業務に取り入れましょう。

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