エクセル表に入力されたデータで指定した条件を満たすデータの数を数えたい場合、COUNTIF関数を使用しますが、指定した複数の条件を満たすデータの数を数えたい場合はCOUNTIFS(カウントイフエス)関数を使用します。
=COUNTIFS(範囲1,検索条件1,範囲2,検索条件2,……)
範囲1 :セルの個数を調べる範囲を指定
検索条件1:検索したい条件を数値や文字等で指定
……
範囲1 :セルの個数を調べる範囲を指定
検索条件1:検索したい条件を数値や文字等で指定
……
~使用例~
以下は、ある学校のクラスで行った試験の点数の一覧です。
この試験で性別が男かつ点数が60点以上の受験者数をE3セルに表示します。
D3セルに「=COUNTIFS(B3:B14,”男”,C3:C14,”>=60″)」と入力します。
範囲1 … B3:B14
検索条件1 … “男”
範囲2 … C3:C14
検索条件2 … “>=60”
男かつ60点以上は4と表示されました。
緑色で示した受験者を数えたことになります。その受験者の性別と点数が条件を満たしていることを確認しましょう。
まとめ
指定した複数の条件を満たすデータを数えるCOUNTIFS関数について解説しました。
前回は、1つの条件のみを数えるCOUNTIF関数について解説しましたが、複数条件を数えることによって複雑なデータ分析に役立てることができます。
今回は2つの条件を例としましたが、最大127まで指定可能です。COUNTIF関数に加え、この関数についても使い方をマスターし、データ処理をする際に効率化を図りましょう。
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